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統計をどう読むか?

 「東京商工リサーチ」社の常務取締役(情報本部長)がある新聞に書いた論説を読んで感銘を受けた。

【失われた30年の原因】


 友田氏は、「失われた30年」と呼ばれる長期停滞に陥った原因について、「一貫して賃金が伸びていない」という事実が共通していることと同時に、これに決定打を与えたのが度重なる消費税増税で、物価高と重なって国民生活を直撃し、景気停滞を決定的にしてしまったと指摘します。
 とくに飲食業などのサービス業や農林水産業に影響が色濃く出る。消費者の財布のひもが固くなると真っ先に売り上げが減る業種だからです。たとえばラーメン店の倒産は、昨年は過去最多の57件にのぼりました。ラーメンには消費者が受け入れない「1,000円の壁」があると言われ、経営者も苦労してきた経過があるようです。

【単純に倒産で見るのではなく、退出法人で見る】


 数字を見るとき、倒産件数が発表されますが、廃業も含め、退出法人の数を見ることが大事だと言います。そうすると全産業で「退出率」が増加しています。




2025年10月

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