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20歳代女性の自殺の突出をどう見る


1.2023年の自殺者数は、21,837人で、前年から44人減少した。内訳は男性116増、女性160人減。しかし、20歳代以下の若者についてみると、男性は減少し、女性は大きく増加している。

2.原因・動機別にみると、最も増加したのは「経済・生活問題」が484件増で、最も減少したのは「健康問題」371件減であった。「経済・生活問題」の内訳をみると、生活苦(291件増)、事業不振(97件増)、負債(その他、ギャンブル等を除く。89件増)。

3.全国の救命・救急センターによる「自傷・自殺未遂レジストリ・2024年報告書」によれば、自殺には至らなかったもののその予備軍と言える「自傷・自殺未遂者」の累計を発表した(資料参照)。性別・年代別分布をみると10~20代では女性が男性の2倍以上である。経済学者は「男性より非正規雇用が多い女性は経済的影響を受けやすく、(コロナ禍は)若者の方が行動制限などで孤独に追い込まれている可能性がある」と指摘している。





2024年11月

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