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コロナの爪痕


1 まん延防止措置がすべて解除される見通しとなったようだ。医療関係者からは、まだまだ実態からみて気を緩められる状況ではないとの危惧の念が出されている。新たな変異株の出現含めて第7波の到来は非現実的とは言えない。

2 総務省の労働力調査によれば、1年以上失業している長期失業者は、2021年10~12月期で流行前に比べて31%増の64万人とリーマン危機以来の増加が続くという。失業者予備軍も増えている可能性も大きい。雇用調整助成金などの対策は失業率を2.6%押し下げる効果があったと政府は分析する。6月末でこの助成金の特例措置は打ち切られる方向だが、これがそのまま失業者となればさらに増える。

3 飲食店はまん延防止措置が解除されても、単純に客足が戻るとはだれも思っていない。コロナで変わってしまった国民の習慣はそう単純に元に戻らない。

4 子どもたちは遊ぶ場を奪われ、友達との交流が制限される生活が長い。保育園などでは子の感染の増大の下、臨時休園に追い込まれる園がかつてなく多い。保育士と親との交流も制限され、それが子育てに対する困難をさらにもたらしている。

5 コロナの爪痕を一つひとつ克服していく闘いは長く続く粘り強い闘いであることを自覚することから始まると思う。




2022年3月

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