時言

オミクロン株への対応


1.実感からするとオミクロン株はすさまじい勢いで広がっている。お客からは、職場で「感染者が出たがどうすればいい?」「濃厚接触者が出たが。」「子が感染し休まざるを得ないが補償されるのか?」という質問が殺到している。私が理事長を務めている保育園もすでに3回にわたって閉園せざるを得なくなった。アルファ株、デルタ株のときはここまで広がっていなかった。

2.法律上、感染者は自動的に就業禁止とされ、かつ企業責任が問われないため会社としては休業補償をする義務はない。しかし、濃厚接触者は出勤させるのかといえば、保健所からも入院なり、自宅待機が求められ、会社としても就業させるわけにはいかない。かといって、休ませると会社として休業手当を支払わなければならない。それならば有給休暇をあてがうかといっても会社が強制するわけにもいかない。なかなか難しい問題に直面するわけである。

3.ここで、有給休暇とは別の特別の休暇制度を設けていれば、従業員としては安心して勤務を続けられるのだが、そこは会社の経営基盤、従業員に対する姿勢など問われる課題も多い。

4.転じて政府のオミクロン株への姿勢はどうか。どうも「ピークアウトした」だの、「オミクロンは重症化率が少ない」などの総じて軽視するような態度を感じる。病院のひっ迫状況や、死亡者数の多さからすると、「このままなんとかなる」論は通用しない事態にすでに陥っているのではなかろうか。




2022年2月

時言 労使トラブル 年金相談

ハラスメント



ACCESS

〒169-0075
東京都新宿区高田馬場2-14-2
新陽ビル507号室
TEL 03-6280-3925
>>お問い合わせフォーム
>>詳しいアクセス情報

ページTOPへ