時言

コロナ倒産ラッシュが始まっている


1.コロナウイルスの影響による倒産ラッシュが始まりかけている。
すでに宿泊業をはじめとした観光産業、航空業、中国への輸出・中国からの輸入等に関連した製造業、流通業、小売業、飲食店が甚大な被害で、約7割の企業に影響が生まれると言われている。とりわけ中小零細企業は資金繰りに耐えられず、3月末にも大量倒産が生まれかねない。


2.電通が全社員テレワークに切り替えたのをはじめ、労働者の働き方にも影響が出始めた。中には解雇、退職勧奨、採用中止を開始する企業も出始めた。一方で、保健所や医療の現場では人手不足で、超長時間労働あるいは感染によりダウンする医師や看護師が生まれ始めた。


3.WHOがパンデミックを宣言し、欧米各国の対策費はアメリカの220兆円を筆頭に軒並み数十兆円規模となっている。一方、日本の医療現場ではマスクや防護服が不足し、PCR検査も韓国などと比べると桁違いの少なさである。鳴り物入りの雇用調整助成金も、むしろ100%補助とすべきで、フリーランスへの支援も一般の労働者と同額にするなどの対策が必要であろう。社会保険料の減免や納税の猶予、中小企業への保証制度の拡充などやるべき対策はいっぱいある。


4.専門家会議は、爆発的な被害拡大のリスクを指摘した。政府も、被害拡大を防ぐ対策とともに、こうした経済の実態にみあった対策を打ってほしい。




2020年3月

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