時言

朝ドラ「なつぞら」と過労死


NHK朝の連続ドラマ「なつぞら(広瀬すず主演)」が高視聴率のうちに終了した。
アニメーション業界における草分的存在である奥山玲子をモデルにしたドラマだった。

奥山玲子は、東映動画で、「狼少年ケン」「魔法使いサリー」「ひみつのアッコちゃん」「デビルマン」「マジンガーZ」など多くの作品を手掛けている。
また、会社史上、結婚しても職場に残った初めての女性社員でもある。
夫(小田部洋一)の解雇のときには、労働組合を説得し、高畑勲や宮崎駿らとともに闘い、解雇撤回を勝ち取ってもいる。
 
世界でも人気の高い日本のアニメ。そこで働く若い労働者も多い。
最近、発表された令和元年版「過労死白書」は、長時間労働の実態があると指摘されている一つとしてメディア業界を分析している。
メディア制作、デザイナー職種の20代、30代の若い世代に精神障害を患う事案が多く、とくに自殺事案は全て20代だという。
超長時間労働を時給に換算すると最低賃金割れしているという実態もあるという。

日本アニメが世界的に人気があるだけに、その存続のためにどうして解決しなければならない問題である。



2019年10月

時言 労使トラブル 年金相談

ハラスメント



ACCESS

〒169-0075
東京都新宿区高田馬場2-14-2
新陽ビル507号室
TEL 03-6280-3925
>>お問い合わせフォーム
>>詳しいアクセス情報

ページTOPへ