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ミドルの8割以上がパワハラを経験
3人に1人が退職


就職サイトを運営するエン・ジャパン社が35歳以上のユーザーを対象にパワーハラスメントについてアンケートを行い、2911名から得た回答の結果を公表した(調査期間:2018.12.28~2019.1.31)。
その特徴は。

1.82%が「パワハラを受けたことがある」と回答。
性別及び年代別に見てもそれほど大きな違いはない。


2.パワハラ被害の第1位は「精神的な攻撃」で、パワハラを受けた3人に1人が「退職」を選択。
パワハラの内容(複数回答)では、
1位「精神的な攻撃」(66%)、
2位「過大な要求」(46%)、
3位「人間関係からの切り離し」(36%)。

また、「どのように対処したか」の問い(複数回答)に対しては、
1位「退職した」(35%)、
2位「気にしないようにした」(33%)、
3位「パワハラをしてくる人とは別の上司や先輩に相談した」(31%)。


3.パワハラ防止に有効だと感じるのは、「第三者機関によるチェック」「厳罰化」「定義の明確化」。
「パワハラをなくすためには、どんな方法が有効だと思いますか」の問い(複数回答)に対しては、
1位「第三者機関による社内風土のチェック体制を作る」(50%)、
2位「厳罰化」、「パワハラの定義を明確にする」(同率で46%)、
3位「パワハラについて学ぶ機会を設ける」(45%)。

いままで厚労省などの調査では過去3年間の経験率だったが、長期間で見るとほとんどの人がパワハラを経験しており、経験者の最も多い選択肢は退職。
人手不足が叫ばれている折、隠された退職理由の少なくない部分がパワハラだったということになる。
真剣な対策が必要だ。


2019年2月

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