時言

人手不足への間違った対応がトラブルに

日経新聞9月19日付によれば、
「転職したいのに会社が退職を認めず、離職票さえ渡さない―。そんな退職トラブルが全国に多発している」。
厚生労働省に持ち込まれたこのトラブル相談は38,954件(2017年)で解雇の相談件数を上回り、「退職代行ビジネス」まで登場している。
そもそも労働基準法上も民法上も、退職させないこうした扱いを禁じているのだが。

人手不足が全ての業種を覆う中で、その「対策」として、いまいる労働者を目いっぱい長時間働かせて、かつ、退職を強制的に認めないという方向での対応をとる企業が増えている。
しかし、ワークライフバランス志向を強める労働者はますますこうした会社を離職することとなる。

一方、人材は働きやすい会社、魅力ある会社に、口コミその他を通じて集まる。
だから人手不足対策はいい会社づくりにこそカギがあると舵を切った会社も生まれている。
最近、ダイヤモンド社から発行された「ディズニー、NASAがみとめた 遊ぶ鉄工所」(HILTOP株式会社)などはその好例だ。

このいずれの道を選ぶのか、選択が企業には迫られ始めている。


2018年9月

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